先日、現在弊社が行っているビルの改修工事現場へ足を運んでみました。
老朽化が進んだ壁、タイル、モルタルやコンクリート等は、内部で浮きや剥離が発生している場合があります。
しかし、実際に肉眼で確認するのはとても難しいですよね。
そこで登場するのが、この棒です。
この棒は「打診棒」(テストハンマー)と言いまして、これで壁の内部がどのようになっているかを診断することができるのです。
棒の先端についている球体を、壁の表面でコロコロ転がすと…
内部に空洞がある箇所とそうでない箇所で、音が異なって聞こえてきます。
実際に打診棒を使ってみた動画です。
壁面にチョークでチェックが入っている箇所とそうでない箇所で、音の違いがおわかりいただけると思います。
チョークの箇所では、「カラカラカラ…」と違う音がしていますよね。
このようにして柱や壁を壊すことなく、経年劣化等で内部が空洞となって改修が必要な箇所を特定していきます。
その後、空洞が見つかった箇所のブロックに小さな穴を開け、エポキシ樹脂を注入して補修します。
何やらおもしろそうなので思わず「私にもやらせてください!」と言いたくなってしまいましたが、この注入時の力加減が難しいのだそうです!
エポキシ樹脂の注入が完了したら、アンカーピンを挿入していきます。
このアンカーピンもただ挿入するのではなく、空気の巻き込みに注意しながら行います。
この後、パテ状エポキシ樹脂等で蓋をします。
樹脂が完全に硬化するまで養生をし、硬化後に清掃をして完了です。
以上、現場レポでした!
「うちのビルの壁も、もしかしたら…」などご不安がございましたら、お気軽にリフレックスまでお声掛けください!